肌荒れに悩んでいる方のための、役立つ肌荒れ対策
全4回で発信しています。
前回はこちら >> 肌荒れが治らない・・・洗顔石鹸はどこを重視したらいいの?③赤くなって痒い
肌荒れ対策は色々ありますが、洗顔は基本中の基本です。
だから洗顔石鹸を選ぶときも、自分の肌の状態をよく考えないと望んでいた結果とは違うことにも繋がります。
・肌が乾燥してカサカサして皮膚がめくれている状態
・赤くなった部分があってヒリヒリする
・赤くなって痒い
・なんかジュクジュクしてて汁が出る
今回は「なんかジュクジュクしてて汁が出る」場合です。
ジュクジュクして汁が出ている状態は、掻き壊しや摩擦で皮膚がめくれているケースが殆どです。
かゆくてポリポリ掻いてしまったり、タオルでゴシゴシしてしまう場合ですね。
Tゾーン、頬骨と頬骨下、フェイスライン。
骨で摩擦が起きやすいところや、紫外線や大気汚染などのダメージを受けやすい部位がジュクジュクになりやすいです。
肌がジュクジュクしている原因
肌がジュクジュクしている原因は、常在菌や雑菌が肌内部に侵入した感染症と思われます。
皮膚が過剰に剥がれたり、傷ができたりしてしまった肌は、肌本来が持つ皮膚バリア機能が正常な状態ではありません。
皮膚の裂け目から細菌が侵入し、感染症を起こしてしまっています。
黄色ブドウ球菌とカビ菌が感染症に多い
細菌には色々種類がありますが、特に多いのが黄色ブドウ球菌とカビ菌。
黄色ブドウ球菌は汁が黄色っぽくなり、瘡蓋になっても黄色っぽい瘡蓋になります。
常在菌なので、誰にでも肌にいる細菌ですが肌が健康なときは悪さをしないです。
カビ菌はエアコンの風や住宅の気密性が高まって、部屋の湿度が昔より高くなったのが主な原因です。
今の家は隙間風なんてありませんから、菌が留まりやすい環境になっています。
季節的に部屋の湿度が高くなる場合以外にも、洗濯物の部屋干し、水槽、家の気密性が高ければ料理でも湿度が高くなってしまいます。
部屋干しすると、洗濯物が臭うことがあります。
衣服やタオルに残った、タンパク質や皮脂を雑菌が分解するときに発生する臭いです。
そのタオルを使えば、顔に雑菌をつけて感染症を自ら招くことになるので避けるべき。
細菌による感染症から肌を守る
細菌から肌を守るには、皮膚が持つ皮膚バリア機能の回復です。
肌を掻いたり、タオルなどで擦れたりすると、皮膚が剥がれてしまい皮膚バリア機能は低下してしまいます。
低下した皮膚バリア機能は、雑菌にとって侵入しやすい入口に・・・。
医師から抗生物質を処方してもらいながら、スキンケアをしていくと良いでしょう。
目指す肌は、皮膚バリア機能が正常に働いている状態。
顔が痒くて傷ができたり、タオルで擦り過ぎて皮膚が剥がれたりした場合には、感染症に要注意です。
ジュクジュクしていて汁が出るときに選ぶ石鹸は?
まず、刺激が弱い石鹸を選ぶことです。
ピーリング作用が高いものや、スクラブ系は避けるべきです。
ジュクジュクしているということは、表皮が剥がれているので、肌が落ち着くまで洗顔しなくてもいいくらい。
それでも、メイクやUVクリームをつけていたり、汚れを落としたい人が大半なので、低刺激で雑菌から肌を守る石鹸を選べば、普通の石鹸とは違ってくるはずです。
肌を刺激しやすいものを避けて、肌を守る。
皮膚バリア機能や殺菌をサポートできる低刺激の石鹸をオススメします。
殺菌成分配合の洗顔石鹸
洗顔だけでジュクジュクが治ることはありません。
きちんと治療することが当然ですが、洗顔石鹸で選ぶなら殺菌作用がある石鹸を使っておきたいところ。
万能薬として殺菌作用が高い月桃、同じく殺菌作用があるタンニンを多く含んだツルグミを配合しているいるじゅらさです。
保湿成分もしっかりしていて、無添加成分の低刺激な石鹸です。
ジュクジュク肌への刺激を減らす洗顔石鹸
肌がジュクジュクしている部分は、角質がめくれてしまっていて刺激にとても弱く敏感な部分です。
ただの水でさえしみたり、痛みを感じてしまう状態だから、低刺激で悪影響を与えない石鹸もあります。
サッポーのピュアマイルドEXソープは、石けん素地や脂肪酸が肌に与える悪影響がゼロの石鹸です。
通常は肌に付着して残る界面活性剤も残さないから、使っているうちに角質を剥がしてしまうことがありません。
ノンエーもピーリングが弱く、ロイヤルゼリーのねっちょり感がとても優しいです。
甘草エキスは消炎作用があるので、洗顔による刺激も洗い流す時の水に含まれた塩素の刺激も抑えてくれます。
石鹸以外にスキンケアで何を使う?
スキンケアで重視したいのは、保護力と殺菌作用。
オススメはオイル系の保湿剤ですね。
ホホバオイル
ホホバオイルは黄色ブドウ球菌などの細菌が生息できないので、オイルでの膜・殺菌作用・保湿力と皮膚バリア機能をサポートする保湿剤として最適です。
もちろん、ホホバオイルはオリーブオイルと同じように種類もあり、産地や農薬の有無など原材料チェックが必要です。
オリーブオイル
ホホバオイルと同じようにオリーブオイルも保湿や殺菌作用があり、皮膚を保護するスキンケアとして最適です。
オリーブオイルというと料理につかう油というイメージですが、スキンケア用のオリーブオイルはオリーブの種類や精製方法が違うのでオイル焼けがありません。
ビート糖
みんなの肌潤糖クリアも保湿力・保水力が優れていて、ビート糖をコーティングしているオイルはティーツリーなど殺菌作用があるオイルです。
肌の保湿力が上がると、必然的に皮膚バリア機能も回復してくるので、乾燥肌でもある場合にはオススメです。
肌がジュクジュクしているときは、石鹸やスキンケアだけで何とかならないこともあります。
医師に適切な処置をして頂くということも忘れずに。